本日はまず「生きる術を得る」ということについていろいろなケースを例にとりながら教えていただいた。 一流のプロが生き残ることができるかどうか、という局面に対した時、重要になるのは、、、 実は才能や努力、技術ではない。 「常日頃、いかに臆病であるか(であったか)」が生死を分けるとのこと。とても興味深い。
まず大前提として「まさか」という出来事は実際に自分の身に起こるのだ、ということを 自分事として強烈に意識すること。他人事ではなく、口先だけでなく、本気で。 それには強靭なメンタルが必要だが、常に最悪のケースを考えておくことで、いざという時に最善の対応ができる。 その日ごろの心構え、備えが、生き残るための大切な要素になる。 とにかく自分事にすること。 そうすれば(普通の人はいざというとき意外と動けないものだけれど)ドキドキしながらも、何とか落ち着いて行動することができる。
実際に先生に出会う前の私は、平和ボケのど真ん中でぬくぬくと生きていることに何の疑問も感じていなかったので、 何かあればまずは当然パニック。そしてそれっぽい人の不確かで不要かもしれない言葉に踊らされて右往左往。 焦って色々やるけれど、結果ろくなことにならなかった、という典型的な残念パターンであった。 ところが先日、娘が学校で怪我をしてしまい、まさに「まさか!」という場面に直面した際、必死な中でも冷静に、今一番大事なことは何か?を考えながら、 その他のあれこれ(まさかの出来事から派生する想定外の雑事や障害)にも惑わされず、適切な対応ができた。 (ということに、今日のレッスンでその出来事を先生と一緒に振り返っているうちに気づいた) ※ちなみに娘の怪我は大したことはなかったので大丈夫です!
ここで先生からたくさんのことを教えていただき、それを身体にしみこませているうちに、 心持や物事のとらえ方について、良い方向に成長してきた結果であるように思う。 以前先生から「私は生徒さんを世の中のいろいろなリスクから守りたいので、その為に、どんなシーンでも通用する本質的な様々な話をしています」とうかがっていた。 まさにそれによって娘と私が守られたのだと思うと、改めて素直に謙虚に学び続けることの大切さと、何歳になっても人は成長できるのだということを実感し、 そのような多くの学びと、成長することの喜びを私に教えて下さった先生へ、感謝の気持ちでいっぱいになった。
今回のケースでは怪我だったので病院関連とのやり取りが主だったが、 このように何か問題に直面した場合にこそ、普段から正しく仕組みや本質を理解していることが重要になる。権威や、いかにもなイメージに惑わされないこと。 会社でお医者さんでも教師でも、変だなと思ったら即離れる、切り捨てる勇気を持つことも大切。 先日のイベントでお話しいただいたジルとジャックの話(投資のエッセンス)なども、 大手銀行や証券会社の投資の窓口に座っている担当者で知っている人がどれほどいるだろうか。 彼らは所詮は会社員、会社の利益になる手数料の取れる商品を売るのが目的でそこにいる。 そういうことをちゃんと見極められるように、本質的な正しい知識で自分を守ること。
そこから月曜日のイベントについての話となる。 今回のイベントもとても密度濃く、多くのことが心に刻まれた(詳細は先のレビュー参照)。 中でも最後に見た映画をきっかけにして、自分の気持ちが改めて柔らかになり、豊かに広がっていったことはとても貴重な経験だった。 以前のサウンドオブミュージックの時もそうだったけれど、若い頃、みずみずしい感性で多くのことを受け止め、心震わせてきた経験は、私の中に死なずに残っているということの感動。 そして、すっかり忘れているそれを時々よみがえらせることの大切さを感じた。 昔の感動は今も鮮明によみがえらせることができるし、むしろ当時感じたことにプラスしてそこから今に至るまでの経験や思いを重ねることで、より深く広く、豊かで幸せな感動を持つことができることに気づいた。 先生のおっしゃる通り、人生は一度きり、人の命ははかないから、 無益に無為に時を過ごさず、これからも自分の心を大切に耕し続けていこうと思った。
先生曰く、日本人はどちらかというと仕事や勉強に一生懸命になるあまり、それだけ、になってしまう人が多い。でも、仕事や勉強は当たり前の事。欧米の上級職の人たちは、それは当然やるんだけれど、それ以外(例えば映画や本や絵画や食事など)を広く体験し感じ、教養として自分のものとしている。 人は出会いとそれによって得られる環境によって形作られる。 いい出会いをするためには努力が必要。努力を言あないとよい出会いと巡り合える確率が減る。勉強、仕事、あたりまえのことをちゃんとやって、それ以外のたくさんのことを経験し心にたくさんの思い出を満たしていく。とても贅沢な事だけれど、今までの人生を愛おしみつつこれからの自分をもっと豊かにしていくために、その贅沢を、私はやり続けていこうと思う。
https://note.com/syun1/n/nc75b36a09ab6
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